雑談雑考;学習塾開業・経営「成功確率を上げる為のお話し」 学習塾開業・経営「成功確率を上げる為のお話し」

雑談雑考;学習塾開業・経営「成功確率を上げる為のお話し」

【損益分岐点を下げることが大切です】
学習塾の開業を成功させるためには、塾生(生徒)さんを集めることに尽きますが、月の固定経費を下げることも大切です。
塾生(生徒)さん一人ひとりの月謝の積み重ねが月の売り上げになり、月の売り上げと月の固定経費(ランニングコスト)の差額が月営業利益となります。(当たり前の内容ですみません)
この、月営業利益が0の状態を損益分岐点;収支0とします。
つまり、赤字ではないけれど利益もないという状況です。
損益分岐点が高いよりも低い運営内容にすることが、リスクを下げる=成功確率が上がることになります。

<個別指導フランチャイズ加盟A塾の例>
・塾生25名で月売り上げが約50万円(週1回受講生や小学生も考慮しての月謝として計算)
・テナント賃料が15万円/月、ロイヤルティ他本部に支払う金額が10~15万円/月、時間講師の給与が15万円/月、光熱費や通信関連費が5万円/月で大雑把ですみませんが収支0となりますが実際は、宣伝広告費や融資を受けた場合の返済があれば赤字となります。

<個人塾Bの場合>
・塾生25名で月売り上げが約40万円(開校地域の家計収入、週1回受講生や小学生も考慮しての月謝として計算)
・テナント賃料が10万円/月、光熱費や通信関連費が5万円/月で、これも大雑把ですみませんが収支25万円の月営業利益となります。
 この場合、塾生25名迄は塾長がワンオペで指導もするということで時間講師の人件費がかからないことやロイヤルティ他の支払いがないことからの計算です。
固定経費で大きな支出は、テナント賃料ですがこれを抑えることがとても大切です。

ある個人開業塾の場合ですが8坪で月の賃料7万円でも塾生が40名いる塾があります。
この塾は、教室周辺の家計収入があまり高くない為に月謝の平均単価は1.5万円なので月売り上げは60万円位です。
テナント賃料が7万円/月、時間講師給与が6万円(塾長も教えています)/月、光熱費と通信関連費が5万円/月 他雑費(宣伝広告費他)が3万円/月、融資返済額が5万円/月で収支は、34万円の月営業利益となります。
すると年間の営業利益は講習会や特別講座も含めると年間営業利益は約550万円です。
40名がMAXの人数なので、入塾希望者を断る状況になり近隣に別教室を開校することで解決します。
別教室というのは、本教室のオマケの教室なので本教室に比べて視認性や集まりやすい教室の条件;1階・通学路や準通学路・生活道路沿い等を満たさなくても良いのでテナントを探すことがとても楽です。
また、何かの理由で塾生が減った場合に、このオマケ教室を閉鎖すればよいのでリスクも低いです。

リスクはとても高いけれども1教室で年収1千万円を目指すか、低リスクで固い方法で年収を増やすか…皆さんは、A塾とB塾とどちらの開業を選びますか?

 これから学習塾を開業するにあたり「いろいろな疑問」や「自分はどうしたら良いのかな?」についてのご相談があれば無料相談をご活用してください。
経験豊富な私達現役塾長が、ご対応いたします。

関連記事

  1. 雑談雑考;学習塾の成長過程①-開業・開校時-
  2. 特番;学習塾経営・開校・開業「学習塾経営の現実②;入塾を決めるも…
  3. 新年雑談雑考シリーズ番外編;学習塾経営・開業についてのリクエスト…
  4. 雑談雑考:現実的に塾生は何人集まるのか?
  5. 雑談雑考;学習塾開業・経営・脱サラ「個人塾開業から成功までの軌跡…
  6. 雑談雑考;学習塾経営・開業・開校の落とし穴「フランチャイズ加盟塾…
  7. 学習塾経営・開業「成功するための塾長として知っておくべきこと」
  8. 雑談雑考;学習塾経営の成功確率は?%

ブログカレンダー

2023年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP