【薄利多売指導と厚利少売指導】
学習塾経営や開業をご検討中の皆さんは、指導形態というと「個別指導」を思い浮かべる方が殆どだと思います。
個別指導の学習塾はとてもたくさんありますから、自分の塾が集まるのかどうか不安になるかもしれません。
そこで、塾長としては「何か工夫が必要かな?」と考え一つの方法として月謝が安いことをウリにします。
一般的なフランチャイズ個別指導塾の月謝は、週1回で月謝が12,000円~14,000円なので、自分の塾は週1回で月謝を8,000円の様にするわけです。
これなら、他の塾よりも安く個別指導が受けられるから集まるんじゃないかな…と思うのですが実際はそうでもない様です。
大手進学塾でも最近は、個別指導のコースがありますがやはりというか「安さ」を売りにして宣伝しています。
それと、最近は対面指導の他にICT教材を活用した個別指導の塾では、かなり安い月謝で募集しています。
それでも思うように塾生が集まらない塾がとても多いのです。
塾側としての考えは、「安い月謝でたくさん勉強できる(してほしい)」のですが月謝が安いだけではあまり見料を感じてくれない様です。
そこで、個人塾の場合はフランチャイズ加盟と違いますからいろいろな講座を創って集めようとするのですがココで「薄利多売指導なのか厚利少売指なのか」という選択をしなければなりません。
身も慣れない表現なので、ご説明すると
薄利多売指導というのは、「安い月謝で塾生をたくさん集めて指導」する
厚利少売指導とは、「月謝は安くないが少数育成指導」する
といったイメージです。
それぞれにメリットとデメリットがありますが大切なことは、開講する教室周辺の市場環境;家計収入、教育民度や対象;小学生メインであるとか中学生、成績不振の子供又は、もっと成績を上げたい子供…に合わせることです。
これは、塾長自身が指導するにしても時間講師を使うにしても指導教務力が変わることも考えなければならいないでしょう。
薄利多売指導で成功してる塾の一例は、「通い放題・学び放題」です。
運営内容や指導カリキュラムは、塾によって違いますが安価な月謝で毎日通えることがウリです。
厚利少売指導の場合は、「限定20名・少数育成指導(中学生)」で、家庭学習の計画を創ったり、無料補習があったり、月謝は安くありませんが手厚いサポート。
単純に考えれば、月売り上げを100万円上げるとして
薄利多売指導;塾生50名、厚利少売指導;塾生30名というような感じです。
そうすると、塾生が少ない方が集まりやすいし運営も楽?かなとなります。
保護者対応や塾生指導について、それぞれに大変なこともありますから、よくよく思案が必要だと思います。
いづれにしても、単なる個別指導や月謝が安いだけの塾では、中々集まらない昨今です。
様々な疑問やどうしたら良いのかな?についてのご相談があれば無料相談をご活用してください。
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