【開校から1年以内のフランチャイズ加盟塾長各位様からのご相談】
この6日間でフランチャイズ加盟塾長各位様から4件のご相談を受けていることに驚いています。
細かい状況はそれぞれに異なりますが、総じて塾生が集まらない苦境のご相談です。
例えば、A塾様の場合
〇現状
・初期投資額及び現在まで(6か月)の損金の総額で約1千万円
・生活費を除き、現在月額赤字30万円
・妻子有にて、住宅ローン等の生活費の最低必要額28万円
・預金残額を考えると3か月以内に売上をプラスで60万円必要
・金融機関からの融資返済が4月から始まる(月額9万円)
〇開校からの状況
・昨年7月に開校
・シュミレーションでは、問い合わせ30件にて初月から黒字想定
・実際は、10月まで塾生3名
・本部に窮状を話し、対応策を求めても「とにかくチラシを入れてください。」の一点張り
・11月から独自チラシを配布し現在塾生が12名
〇苦戦の理由
・近隣(教室半径500メートル以内)に競合塾が6塾あることから新規開校塾として集まりづらい
・近隣他塾との差別化された運営内容になっていない為に保護者目線で魅力が薄い
・商圏内の家計収入に比して、月謝額が高額な為に体験授業を受けても入塾にならない
・個別指導なので、塾生が少なくても講師のストックが必要となり人件費がかかる
・配布チラシに訴求力がない
※知名度があるフランチャイズ塾です。
〇対応策
フランチャイズ加盟塾は、運営内容が決まっていて学習塾業に従事していない未経験の方でもオートマティックに学習塾経営ができることが強みですが、反面ニーズに合わせた講座や月謝額を自由に決められない、フレキシブルに対応できない為に有効な対応策はほとんどできませんが以下はできうる範囲での対応策となります。
・安価な月謝のコース受講を勧めて入塾後にコース変更を説得する
・問い合わせが増える独自チラシを創る(本部が許可する内容で)
・塾の運営内容というか指導内容よりも「塾長自身を売る」方法を考える
・勉強を教える以外に保護者に対する情報提供に力を入れる
新規開校塾の場合、開校から3か月で少なくとも塾生を20名以上は確保しないとその先も塾生が集まりづらい状況になります。理由は、保護者目線で「集まらない塾=大丈夫なのかしら?」の印象になるからです。
また、開校するロケーションと教室テナントの選定は成否の50%であることは経験豊富な塾長は知っています。それは、全方位の塾生を集めるのではなく対象を絞ることで特色を創ることと、適正な月謝額の設定に大きく影響するからです。
公開情報としてご説明いたしましたが、個人的により詳しい内容を知りたい、フランチャイズの説明を受けたが果たしてどうなのか?現在成功している学習塾についてもっと知りたい…など、様々な疑問に応え、その方法をお伝えいたしますので、お気軽に「無料相談」をご活用頂ければ幸いです。