学習塾経営・開業の「話せる範囲でギリギリのリアルなお話し」

雑談雑考;学習塾経営・開業の「話せる範囲でギリギリのリアルなお話し」

【今日も開業後のご相談を受けました…】
最近になり、週に3件ほどのペースで「塾生が集まらないのですが…」のお問い合わせを受ける状況から、「開業前に相談してくれれば…」の思いがとても強いこの頃です。
コロナの影響も一段落し、学習塾開業をされる方が増えていることが理由の一つだと思います。
私達としては、「2教室目の開校について、相談したい。」とか「開校して半年たち塾生が36名いるがもっと増やすにはどうしたらいいのか?」の様な前向きなご相談を受けたいのですが、「開業して3か月経つが塾生が3名で…」とか、「本部の言う様に塾生が集まらない。」や「このままでは資金が持たないので塾生を集めるにはどうしたらいいのか?」の様な苦境脱出のご相談が殆どです。
何とかしたいのですが、フランチャイズ加盟で開業されているので「指導内容を変えられない」「新たな講座を独自に創れない」「月謝を変えられない」と言った理由で殆ど手の尽くしようがないのが正直なところです。
塾長は、困り果てていますからネットサーフィンでサポートしてくれるところを探したり、ユーチューブの「塾生集めの方法」の様なところから情報を集めて何とか活路を見出そうとしていることもお聞きします。
ところが、上記のサポート内容は「当たり障りのない内容」であったり、「やってみたが効果が薄い内容」だったりです。
理由は、実際に学習塾経営をしていない方の情報や現役塾長でも成功塾長ではない方の意見だったり…なのでしょう。
昨日ご相談いただいたT氏(未経験・48歳・妻子アリ)は、
・有名個別指導フランチャイズ加盟で開業(シュミレーションでは、3か月で黒字・半年後には月収30万円はイケる、知名度があるから大丈夫・安心のサポート等で納得したので契約)
・個別指導;教えることは時間講師で、塾長としてマネジメントだけで大丈夫と言われた。
・募集は、知名度があるのでチラシで集まります。
安心して開業したら、
・チラシを入れても反応が薄い(1万枚で問い合わせ2件)
・うち1件は、体験授業を受けたが入塾しなかった。
本部に窮状を言うと、「とにかく、チラシを入れましょう(チラシはただではないですが)」の一点張り。
チラシを入れ続けて、(約30万円拠出)
・問い合わせが6件
・体験が3件
結果、開校して、3か月で塾生が2人という状況です。(この2人は、週1回受講の小学生)
知名度があるからチラシで集まるということは、無い現実とそもそも、チラシの内容がイケてない(個別指導だけでは訴求力がない)ことと
よくよく聞いてみると、
・電話対応が良くないので、体験授業や教室に来てもらうまでいかない。→本部の事前研修がズームなのとリアルな保護者対応の仕方を教わっていない。
・教室に来てもらった保護者と子供との面談内容というか「うけこたえ」が良くない→これも教わっていないので体験を受けさせようとか、入塾したいと思わない。
熱意のあまり、「自塾の説明をたくさんしてしまい、保護者の要望や困っていることを聞かない(話すように持っていけない)」かったり、面談時も「子供の話や保護者の話を聞く様にできない」様でした。
体験受講や入塾に持っていくには、「聞き上手」が大切で保護者が「ココなら何とかしてくれそう」や子供が「前の塾よりもいいかも?」と思ってもらう様にすることが大切です。要は、結果は後からの「期待値ありき」の仕事なのです。
(以上は、内容に多少の差があっても「ご相談を受ける内容」の最大公約数的な内容です。)
加えて、自身が教えない為に時間講師の都合により「体験授業も」時間講師の都合日時といった具合では、個別指導の良さである「日時を自由に選べます。」が全くウソになってしまいます。
自信が指導に関わらないでの個別指導は、当然に時間講師が必要ですがその工面は中々に大変なのが現実です。
塾生が少ない時でも「ストック」が必要ですし、塾生が集まったら集まったで時間講師を増やしていかなければなりません。
そうなると、質が悪い(指導教務力が低い)学生も雇わざるを得ないことになり、そうすると「同じ先生をあてられない」「成績を上げる指導ができなくなる」となります。(このあたりもことは、保護者も解っているので個別指導フランチャイズを辞める・避ける傾向にあります。)
これは、本部の直営教室も同じで時間講師は「人間だったら良い」と豪語?しているところもあるほどです。でも、直営教室が集まっているのは、良いロケーションは直営教室が抑えている事②教室長は、社員なのでダメ教室長は変えられる③資金力があるので宣伝広告費をふんだんに使えるといった具合です。
このようなことは、本部の方は絶対に言いません!
確かに、コロナの影響が一段落して学習塾業は上向きになっています。
授業をしていると、ストレスが少なくなってきたせいか、塾生の顔も以前よりも明るくなっているように思いますし、保護者各位のお話しでは「学校の授業が解らない様子です。」の声が多く聞こえます。
「先生、今度のテストはイケると思います!」とやる気になってる子供たちの声が私たちのエネルギーであり、「ここにきて、子供が明るくなりました。いろいろな相談にのって頂き安心です。」とありがたい言葉をお母さんから頂き、もっと頑張ろう!と思います。
善き人が良き塾を創り、地域教育に貢献され安定した経営ができる事を切に願います。

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