【月営業利益30万円確保する為の現実的方法】

雑談雑考;個人経営の学習塾が(開業時から)安定する一線についての考察

【月営業利益30万円確保する為の現実的方法】
年収1,000万円以上、初期投資は3年で回収、また、オーナーインタビューの映像等フランチャイズ加盟学習塾のP.Rが盛んです。
賢明な方であればお気づきかと存じますが各F.C学習塾のご説明がすべて正しいのであれば失敗する塾長はいないことになります。
また、バトンズやトランビ等の学習塾の売買サイトに「売りたい学習塾」が増えていることも疑問でしょう。
学習塾経営に長く関り、多くの塾長先生と接してきたことからの現実的なお話として、先ず塾生を50名確保することは早々簡単にはいかない昨今です。
上記の成功パターンの場合、塾生が少なくとも50名以上いないとそうはなりません。
例えば、月謝単価3万円として塾生50名で月売り上げ150万円。
150万円からロイヤルティやシステム使用料等の本部に支払う金額は凡そ15万円、テナント賃料約15万円、講師人件費約45万円、通信光熱費約5万円、他雑費15万円…月経費計約95万円で営業利益55万円となります。
年間を通じれば、講習費の利益がありますから年間営業利益は800万円位になるでしょう。
これなら、イケるんじゃないかな?となりますが、現実は月謝単価が3万円が取り切れない(平均2万円)ところが多いのです。
すると、月売り上げは100万円となりますから経費を引くと…
また、塾生が50名になるまで毎月赤字となってしまいます。
A 氏の場合、自己資金500万円で1000万円の融資を受けて開業し初期費用(本部への支払い、テナント借り入れ及び内装工事等)1000万円拠出して500万円の運転資金で悠々いけるはずが1年以内に資金ショートしてしまいました。
生活費(ご家族がいらっしゃるので最低30万円)と教室のランニングコスト(毎月約40万円)を合わせて、毎月70万円かかります。
開業から3か月で塾生12名、6か月で塾生22名、開業から10か月で塾生28名ですが現実的には悪い状況ではないです。
塾生が28名で月売り上げが約50万円です。
塾生28名で月売り上げ50万円は、実は成功する条件と申しますか状況なのです。
月のランニングコストが25万円以下ならば営業利益は25万円出ますし、塾生があと5人増えれば生活費としての月に30万円は確保できるからです。
しかしながら、A氏は資金ショートしてしまいました。
理由は、固定経費が高すぎることと思うように月謝が取れなかったことそして、塾生50名が簡単には集められなかったことです。
逆に言えば、「塾生30名でも利益を確保できる運営内容をできなかったことと、地域に認知されるまでの約2年間(塾生が50名に届く)我慢できなかった」ということです。
初期費用を下げて(ランニングコストを含めて600万円~800万円)、開業から3か月で最低20名確保、半年で30名確保することが現実的なスキームです。
塾生20名で営業利益が最低約15万円、30名で最低30万円が成功塾の一線だと思います。
年収500万円以上にするには、塾生40名でいけるでしょう(講習会売上を含み)。

様々な懸念やどうしたらいいのか、また成功確率が良い学習塾開業について無料相談をうけ賜りますのでご活用いただければ幸いです。

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