コロナ渦下での学習塾の現状と展望

雑談雑考;コロナ渦下での学習塾の現状と展望②

【コロナ渦下、子供達と保護者各位と接しての一考察】
爆発的なオミクロン株の感染拡大で特に、子供達の感染拡大が学習塾としても様々に思案する現状です。
学級閉鎖に伴いまた、塾生の陽性により学習塾として休講にするか否か?
受験学年生の対応と他の学年生の対応は、同じにはできないことや、家庭内感染の場合と学級での感染の場合では、学習塾としてやはり異なる対応策が必要だと思います。
単純に、休講にできないのが現実です。
接している保護者の本音は、
・小学生:中学受験生以外
→休講で、かまわない
・中学生
→できる限り休講にしないでほしい
・高校生
→どちらでもいい
中学生の保護者は、休講にしないでほしいと言うのが本音です。
理由は、
中学3年生は、受験を控えていること
他の学年生は、学校の授業が益々解らなくなってしまう不安
です。
ある調査に因ると、中学生で、コロナ以前で学校の授業を理解している割合は6~7割だったのに対して、コロナ渦後は、3~4割に激減しているそうです。
実際、益々に学力の分化が進んでいることと保護者の不安が増している=学習塾に期待する度合いが増していると感じます。
子供に寄り添った指導、保護者の悩みに応えられる運営の具現化が成功塾の条件かと思いいます。
具現化とは、塾長それぞれのポテンシャルや価値観・性格によって異なると思います。
翻れば、画一的な運営内容では対応しきれない、他塾との差別化ができないとも思います。

「先生、学校が休校になって自宅で勉強と言ってもできないので…」
「オンライン授業を聞いてもわかった様子がないような…」
「宿題ができないみたい…」
「英語が苦手と言っていますが、自分でも何ができないのか解からないようです。」
「進学塾に通っていましたが、学校の授業は自分で理解しろの様なので困っていました。」
「フランチャイズの個別指導に通っていますが休校や先生が変わるので…」
「何をどうしたらいいのか困っているようです。」
保護者各位の声です。
リアルな現場の状況は、現役の「塾人」にしか解らないことですし、繰り返しになりますが子供たちの状況と保護者各位と寄り添えることができるか否かが良き塾の判断基準の一つだと思います。

 塾長として、先生として塾業に長く関わり、また多くの学習塾の開校と塾長各位と接してきた経験から、良き塾とは「熱意を持って、塾生と保護者に寄り添えること」に尽きます。そして、良き塾を成功させるには、画一的な運営ではなく、「その時々の状況に合わせたフレキシブルな指導と運営戦略」が必要でしょう。
コロナ以前の市場環境と今の状況は様々に異なり、旧態依然の運営方法では安定経営ができないことが「熱意がある善き人」でも成功できない理由です。
新たな商品の開発(講座やイベント)や近隣他塾からの転塾を誘う方法が必要です。
その為には、塾長自身の理念の具現化と潜在ニーズと顕在ニーズに応える思考が大切だと思います。
③続く…

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