前代未聞の緊急事態と言っても過言ではないコロナウイルス・アクシデント。
多方面に渡り深刻な影響が出ています。
◆学習塾業界の現状はどうなのでしょうか?
◆学校に対する政府からの休校要請に伴い、学習塾の対応は?
→<一部上場・非上場の大手学習塾>
教室の休校措置>開校;学校の同様に休校としている学習塾が多いようです。特に、一斉指導の学習塾の場合は顕著です。
<著名フランチャイズ学習塾>
→直営教室は、休校。フランチャイズ加盟オーナーの教室は、オーナー判断で開校するかしないかの判断としているようです。
<中・小規模法人学習塾>
→休校としているところと、開校しているところと入り乱れている様子です。
<個人経営学習塾>
→休校している学習もあるようですが、多くの個人経営学習塾は開校しています。
◎小学生~高校生を持つ家庭の対応と印象は?
学習塾開校について好印象>悪印象;我が子の生活の様子や学習の遅れを懸念して開校していることに好印象な家庭が多いです。
「保護者の判断で、通塾の否かを決めてください。」として、通常の開校時刻よりも早い時刻からの(夜→午後)開校をしてる学習塾が保護者から感謝されている印象さえあります。
学校が休校なのに、非常事態なのに…学習塾が開校しているってダメでしょ。という感性も理解できます。
また、「学校が休校なのに、開校しているとはどういう事なんだ。社会常識がないのか!」
と父親からお叱りを受けた塾もありますが、塾生は、いつも通り休まず塾に来ていますし送り迎えは父親がしています。
休校にしている学習塾は、当然に3月分の月謝は返金します。大手法人塾では、4億返金、6億返金…経常利益が飛んでしまう金額です。
売上が上がらないのに、社員の給与や固定経費は掛かります。
4月も、休校となれば倒産する学習塾が少なくないかもしれません。
不謹慎ではございますが、個人経営学習塾は「強い」です。
フレキシブルな対応ができること、家庭との信頼関係を創れること。
売上がほとんどいつもと変わらない以上に「兄弟姉妹が入塾」「他塾が休みなので入塾」という状況も観られます。
先の見えないサラリーマンからの脱サラ、50歳過ぎての独立開業、親の介護でのUターン転職…
個人経営学習塾は、良き仕事なのかもしれません。