学習塾は教育サービス業です。
しかしながら、効率追求型のサービスを提供しようとすると上手くいかないのも事実なのです。
教育サービスである以上、学校現場とは異なりますが、やはり「教育」ですから、非効率であることが必要な場合もあります。たとえば、子供の学力を向上させる…考えさせる時間が必要ですし、暗記すれば済む内容でも「なぜ、覚えられないのか?」を考えてあげることも必要です。
また、サービス業ですが、特異点を持ちます。
サービス業とは、顧客が心地よいサービスを受けて対価としてお金を支払う=顧客に対して、心地よいサービスを提供して対価を得る業です。
学習塾業が、サービス業の中でも特異点である理由は、
①サービス(学力向上のための指導)を直接受ける人(子供)がその対価を支払わず、サービスを受けない保護者が対価(月謝等)を支払う。
②受けるサービス(学習指導)が顧客(子供)にとっては、全てが心地よいことではない。→嫌な勉強を教わる。
熱意があり、善意の塾長でも失敗する理由は、子供のヤル気を育てる前に「教育的指導=嫌がる勉強を強いる」からですし、保護者の思うように成績が上がらないという理由で塾を辞める(辞めさせる)のは、指導の内容や現状の共感的理解(保護者と塾長)ができていない=保護者とのコミュニケーションの欠落の為です。
例えば、英会話力を身につけようとする大人が英会話教室に通う場合、お金を出すのは自分、指導の良し悪しを判断するのも自分ですし、そもそも、英会話力を身につけたいという学習に対するモチベーションも十分です。
翻って、学習塾の場合は、学習意欲に疑問がある子供の保護者がお金を出して通塾する。保護者は、直接に授業を受けないのですから指導の良し悪しは子供のテストの結果で判断する。また、子供からの情報で判断する。子供は、辛い嫌な勉強を強いられる場合は「聞いてもちゃんと教えてくれえない。」などと言います。
本質的に、このあたりのことを十分に理解している塾は、成功しています。
本質的にという意味は、「表現や運営内容」は、塾長の価値観によって異なるからです。
少し、あいまいな内容になってしまい恐縮です。より具体的な質問や懸念があればぜひとも「無料相談」を活用されてください。