【フランチャイズ加盟学習塾のシュミレーションは現実的なのか?】
「フランチャイズ学習塾の説明を聞いたのですが、本当に2年後には年収800万円以上になるのでしょうか?」というご相談を受けることが多い昨今です。
また、「初期費用1,000万円は、3~5年以内に回収できますよ…と説明を受けましたが現実はどうなんですか?」のご質問も多いです。
確かに、シュミレーションどおりならば問題はありません。
当たり前ですが、学習塾の売り上げは塾生の集まり具合で決まります。
少子化と学習塾がたくさんある市場環境下で、塾生の確保は早々簡単にはできません。
開業教室内の商圏での塾生の取り合いになるからです。
有名・著名なフランチャイズ個別指導塾の説明では「50名が損益分岐点でそれを超えれば利益はうなぎ上りです。80名で年収は軽く800万円は超えますよ…」嘘ではないのですが、そもそもそれだけの塾生が集まるかどうかの問題なのです。また、直営教室の場合は販促費をふんだんにかけられますから、個人オーナーの教室とは比べられない実態もあるでしょう。
個人で学習塾を経営し成功している塾長は、フランチャイズ加盟の学習塾のシュミレーションは「絵に描いた餅」であることを知っています。
例えば、1教室で年収が約600万円の塾長の場合、塾生が40名で月収約30~40万円(塾長が授業をしている場合)に加えて、講習会や特別講座の利益を加えての年収となっています。
ロイヤリティ等のフランチャイズ本部に支払う必要もなく、テナント賃料等の固定経費も安いので、損益分岐点がフランチャイズ加盟塾よりも圧倒的に低く、塾生20~25名で収支トントンの運営内容なのです。
月謝の設定額にも因りますが(高額にすれば、利益率は高くなりますが集まりづらくなります。)、塾生が35名~40名確保し続けていれば年収は450万円~650万円は得られるということです。
翻って、塾生が50名で収支トントンというのは、現実的ではないように思うのです。
学習塾経営を成功させる為には、いくつかの要因をクリアしますがその一つは塾生30名で利益がちゃんと出るようにすることなのです。
学習塾業は、やり方さえ間違わなければ「景気に関係なく、固い収入を得られる」仕事です。
実際、個人経営で1教室で年収700万円、2教室、3教室と複数教室展開をしている塾長もいらっしゃるのですから…
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