学習塾経営の成否とAI活用のタブレット指導の効果性

雑談雑考;学習塾経営の成否とAI活用のタブレット指導の効果性

 コロナウイルスの影響から在宅学習の為のe-learning教材が人気です。
また、タブレットの活用が学校の教育現場でも取り入れられていることや時間講師の人件費の圧縮、指導品質の安定化等の理由で学習塾業界で人気があるようです。
そして、個別指導の場合では「AIを活用した苦手分野やミスの傾向」を反映した問題を演習できることも理由です。
大手塾やフランチャイズ個別指導塾がタブレット使用のAI教材を活用することも時間の問題かもしれません。
なぜなら、他塾との差別化ができない現状と講師の不足があるからです。
しかしながら、個別指導が差別化の要素にならなくなった現状と同じで、多くの学習塾がe-learning主体の指導になれば魅力はなくなります。
また、そもそもタブレットやパソコンの画面を観ての学習に対する成績不振児童の学習に対するモチベーションの維持向上は(指導塾生延べ2500名、学習塾経営数十年の経験から)難しいと思います。
中学2年生のA君は、1次関数が苦手です。傾きや切片の意味がよくわかりません。
タブレットでは、まさに「苦手な分野」を何回も習熟させようとするでしょう。
A君は、普通に「できない、わからないこと」には興味関心が低く嫌々取り組みます。
その果てに、勉強そのものが嫌になります。
人が指導する場合なら…励まし褒めてやる気を維持させることができます。
AI型e-learningは、演習に活用すればその効果性は期待大ですが主幹教材としては疑問があります。
混同してはいけないのは、英語の資格試験に合格するためのアプリは「学習の意欲と関心がある」から有効なのであり、勉強が嫌いな子供にとっては内容が素晴らしいe-learning教材でも学習意欲が沸かない…ということです。
特に個人経営学習塾の場合、実績を売りにする進学塾の様な指導内容で成功することは難しいですから「成績が伸び悩んでいる」「進学塾に行っているが成績が上がらない」「勉強方法がわからない」「学校の授業が理解できていない」子供たちがターゲットになります。
また、できる子は、何を使ってもどこに行ってもできる…方法さえ確立していれば。
そこで「教えない塾」の登場となりますが、これも指導者が相応の能力がなければ失敗します。
子供の学力を見切る能力
適切な問題を与えられる
やる気の維持ができる
適切な進路指導ができる
性格や性質を把握できる
こんな先生は、めったにいないです。
なぜなら、経験と相応のポテンシャルが必要だからです。
かくして、「教えない学習塾」は、誰にでもできる運営ではないのです。
学習塾経営と言っても、今や様々な「商品」が溢れています。
自分は何をどうしたら成功するのか?
懸念や不安、そして疑問を払拭することが必要でしょう。
どうぞ、「無料相談」を活用してください。

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