ポンコツ先生は、塾生が辞めてしまいますが、良い先生は塾生が紹介をしてくれます。
対応の違いは、授業での子供に対することと、保護者対応の違いがありますが今回は、「授業での対応の違い」を述べます。
このような仕事をしていると、教室長の先生や講師のオブザーブをして後からフィードバックをする研修や支援をすることがあります。
最近の事例で、個別対応指導(1:4~5)の授業で数学を指導した場合に…
中学2年生は今、三角形の合同・平行四辺形の証明を学んでいます。
指導したことがある方は知っていますが、所謂計算的な分野と異なり当該内容は、複数の「わからない子」に個別対応で教えるのはなかなか大変ではあります。
なぜなら、一から十までつきっきりで教ないとだめだからです。
証明は、論理的思考と表現力・推察力が必要ですから数学の評価が3以下の子供は、とても難解な分野です。
ポンコツ先生は
「三角形の合同は、合同条件が3つあるからそれを覚えることが大切です。」と説明します。
誰も理解できません(3以下の子)馬耳東風です。
なぜなら、三角形は理解できても「合同」という言葉が理解できないからです。(普段使わないから)
さて、良い先生は、
「三角形がピッタリ重なることを合同というんだ。ピッタリだよ!」
すると、「フーン…」程度には、理解します。
「向きが違っても、ぴったり重なるのは同じだよね」
「フーン」
「ぴったり重なる為には、どんなことが必要なのかが合同条件と言うんだよ」
例を書いてあげる
「さて、条件って何だろう?」
「今日の給食は、男子だけと言ったら女子は食べられなくなるよね?」
「ひどいなあ、何それ」
「これが条件だよ…きまりのことだよ」
この先、良い先生の指導は、(子供たちが)「聞く耳をもって」解ろうと聞きます。
ポンコツ先生は、教科書や問題の解説の「棒読み」指導なんです。
話している言葉が「?」だし、つまらない説明なんです。
書くと長いですが、しゃべればそんなに長い会話ではありません。
幼稚な指導だなあ…と思う方は、成績不振の子供の指導には向きませんし、成功塾を創ることもできません。
たとい、塾長として指導しないとしても、時間講師のマネジメントをしなければならないでしょう。
良い先生は、感受性がまともです。そして、難しい言葉を使わないで説明しようとします。
ポンコツ先生は、感受性が鈍く、優しいことを難しく教えます。