これからお話する話は、ある意味で驚きかもしれません。なぜなら、フランチャイズ本部や開業サポートをするコンサルタントの方々は決して言わない、言いたくない「現実」だからです。
個人開業をして、塾生が何人いたら収支が合う、生計が成り立つのかという観点か見れば「塾生数50人で年収500万円」という数字が提示されるでしょう。かくして、塾生数50人が集まるので大丈夫です…と言われ、シュミレーションが提示されますがそもそも、話が逆です。シュミレーションなど如何様にも創れますし、フランチャイズ本部は、教室の商圏を半径2キロに設定してシュミレートする暴挙に出るところもあります。(実際の商圏は、開校当初は半径0.5kmなのです。)
話が逆という意味は、経営側からの理想論ではなく、現実の数字を根底に置くべきなのです。
「1教室で、塾生30名」これで、利益が出ない経営手法では全く現実的ではない。
なぜなら、少子化と乱塾の市場環境下の現在では塾生を50名にすることは至難の業・簡単ではないからなのです。
塾生を集めるということは、「限られたパイの取り合いをする。」ことなのですがこんな単純明快なことを多くの方々はご理解していません。
さて、塾生30名で収入はいくらなのか?塾長が教務指導にも関わるのであれば「年収400万円~450万円」です。誤解しないでいただきたいのは、塾生が30名で頭打ちということではありません。
塾コンサポートで実際、1教室で年収が700万円の塾長が結構います。
大切なことは、30名の塾生で利益をしっかり出せる経営手法が現実的だということなのです。