今は昔の話ですが、「躾もします。」とか「生きる力を養います。」的なキャッチコピーが多くありました。
今でも目にすることがありますが学習塾が、「これらを」養生することは無理です。
週に2回、長くとも120分程度の接し方では…。
寝食を共にして生活に関わる時間が長くなければできないことですし、そもそも親の愛情以上の愛情を注ぐことはできないでしょう。
学習塾の仕事は「成績を上げる」ことですが、その過程で忍耐、計画性、精神力等々の学力とは別の精神性を養うことも重要であり必要なことは重々承知しています。
学力の向上に必要な精神力を養うことは、必要であり学習塾の存在価値の一つでもあります。
ならば、それらは「PRや塾側から訴える」ことではなく、保護者や子供が感じ取ることだと思います。
かくして、面倒見の良さとは、保護者や子供が感じ取ることであり、感じ取られるように努力することが本質でしょう。
これは、差別化戦略としてとても大切なことで、ここでいう面倒見の質や内容は塾長個々人の「やり様と個性」なのです。
良き学習塾は、個性的な学習塾となるのです。
今、何をすべきなのか? これからどうしていくべきなのか?
新年度を迎える時期だからこそ「個性化された学習塾」を創っていく努力を切に願います。