【安心確実な学習塾開業についての一考】
G.W中から開けてこの1週間、塾生が集まらず困っているフランチャイズ加盟塾の塾長各位様より8件のご相談を受けました。(京都府1件、大阪府2件、滋賀県1件、東京都2件、神奈川県2件)
各塾共に共通している概要として、「有名・著名な個別指導塾及びICT教材を活用塾、開業から6か月~12か月で塾生が12~15名といった状況」で本部の言う通りに塾生が確保できないことです。
各塾長とも、契約前に本部スタッフと話をして「シュミレーション」も観て、納得した上での開業契約ですが現実とのギャップに困惑しています。
(初期費用及び毎月の赤字で1,200万円以上拠出しつつ、毎月の赤字が30万円以上の為にこのままでは資金ショート)
ご相談を受けて対応策をお話しするのですが抜本的な解決策は無いのです。
理由は、フランチャイズのメリットである「運営ノウハウが決まっている」ので地域のニーズに合わせた運営内容や適正な月謝額に変えようにもそれができないからです。
例えばA塾の場合、いろいろ調べてみると「教室周辺の家計収入が平均600万円。この金額での適正月謝は月に1.8万円~2万円といったところです」が、個別指導のA塾の実際は、週に2回通って月謝が約3万円の為に保護者としては高くて出せないことから週1回からの通塾となります。
(近隣の個人塾は、週2回で1.5万円~のところもあります。)
個別指導を希望する多くの子供は、「成績不振の子供=遡り学習が必要・学習習慣が身に付いていない」という状況なのですが、このような子供が週1回の授業では、学力回復に指導する時間が少なすぎて全く追いつきませんし、家庭で勉強しろといってもできないものです。
すると、「塾に行っているのに成績が上がらない。」という具合になります。
早い場合入塾から3か月で辞めます。また、定期テストの点が上がらない・下がった場合はやはり辞めます。
解決策としては、週に通う回数を増やしてあげる(安価な月謝で)ことですが運営内容が画一的なのでそれができません。
加えて、指導している先生が学生の為に「指導品質がバラバラ」ということも成績が上がらない理由になります。
また、塾生が増えるほどに先生も増やさなくてはならない=人件費の増大(塾生が来てからでは間に合わないのでストック先生=授業を受け持たない待機先生が必要)
このあたりが、フランチャイズ個別指導の限界です。
そこで、ICT教材を活用したF.C塾が登場します。
B塾は、タブレットで個別指導を行うICT教材を活用する授業。
人件費がかからない、指導品質が安定している、月謝が個別指導よりも安い…という具合なのですがやはり集まりません。
理由は、そもそも母親・子供が「人が教えてもらうことを希望」していることと「どんなに内容が良いICT教材でも学習意欲が高くない成績不振の子供では効果性が低い・続かない」という現実があります。
不思議なのですが、ICT教材を活用する授業です…と告知しているのに問い合せをする保護者は「先生が教えてくれないんですか?」となってしまうのです。
上記のことは、開業してから解ることですし、経験豊富な成功塾長は知っていることです。
しかしながら、開業してから実際が解ったのでは遅い事や失敗しない運営内容を事前に知ることがとても大切だと思います。
(弊社は、小さな組織ですがスタッフは現役塾長であり指導塾生は2500名以上の経験豊富な「先生」でもあります。)
開業してからの困惑や困窮をご相談される方々が増えていることから、フランチャイズ本部の説明を聞いた後でも、ご契約される前に「無料相談」を活用され①フランチャイズ加盟塾の実際②成功塾を創る為の方法③弊社のサポート内容等々をお聞きになることをお勧めいたします。
尚、営業的なお話しではなく「情報提供」と「懸念や不安についての質疑応答」とご理解頂ければ幸いです。