G.W悲喜交々②:学習塾開業者のそれぞれ

G.W悲喜交々②:学習塾開業者のそれぞれ

「主人が学習塾を開業しようと思っているのですが、いろいろとお話を伺えれば・・・・」

(ご主人本人が連絡してこないのは何か理由があるのだろうか)と思いながら無料相談を承りました。

当日、ご夫妻でいらっしゃいました。

「上場企業に職を得ておりますが、職場の人間関係の悩みから欝まではいかないのですが心労から退職を考えています。(心療内科の診断では欝初期)再就職するよりは、何か自身で開業したほうが良いのではと妻と相談し、学習塾の開業を考えました。個別指導のフランチャイズの説明とパソコンを使ったフランチャイズ塾の説明を聞きましたが不安があり・・・・・」

懸念事項は

・個別指導のフランチャイズは、初期費用がテナント借り入れと教室の備品代など全部で1,000万円ほどかかる。初期費用やロイヤルティに見合ったサポートが受けられるのかが不安で、本部には内緒である塾長に連絡して聞いたところ「結局は自分で考えてやってる状況です。本部は、ほとんど役に立ちません。」と言われた。

→個別指導のフランチャイズで成功している方の事例とその理由をお話し、結局は塾長自身の熱意だけではなくコネクションや資金力がないと成功しないことをお話する。また、学習塾が成功する為には①開校場所②開校場所に合わせた授業カリキュラムと運営内容③初期募集の具体的な方法を細かくお伝えする。

・パソコンを使ったフランチャイズ加盟は、初期費用が500万円程で済むのですが:シュミレーションを貰ったのですが(持参された)どうにも、こうなることにはならないような気がして・・・・・実際はどうなんでしょうか。

→実際のシュミレーションを見てみると月謝だけの売上推移ではなく「入会金・諸経費」が含まれ、また「想定での講習会売上」が入っています。現実は、募集初期の時は入会金はダンピングしますし、講習会に至っては全く数字が読めないものです。かくして、現実にそぐわない内容であることとそもそも、パソコン主導の授業ではたとい、はじめは集まっても「飽きてしまい」塾生がいつかない現実などお話しました。

凡そ5時間ほど質疑応答し、お帰りになりました。

数日後、メールにて

「○○塾の屋号で個人塾として開校することに決めました。どうしたらいいのでしょうか?」

と連絡を頂きました。

「ご主人には酷かもしれませんが、給与は貰えるのですから6ヶ月ほど退職せずに仕事を続け、その間に塾長研修を受講をし準備をされるのはいかがですか?」

ご夫婦とも納得され、週末の適時にスクーリングにお二人でいらっしゃるようになり研修受講後にサポート内容を打ち合わせの上で①開校場所の選定②指導カリキュラムと教室運営の構築③開校準備及び設営④開校:塾生募集サポート→12ヶ月サポート

開校から2年で年収が前職を超え、4年後には年収850万円。

(余談ですが、欝症状は徐々に改善し睡眠剤や抗鬱剤の服用しないで生活しています。)

 

 

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