塾長(だったとき)日記;ある中1生の話

「先生、来た…」(大概は、こんにちはとかお願いしますとか言って入ってきますが面白い子です)と言って、教室にやって来ました。

今や昔の、私が現役バリバリの塾屋さんの頃に夏期講習会一日目の中1の女子。

「はい、こんにちは。部活の練習の後で大変だけど頑張ろうね!」

この子は、夏期講習会を受けさせたいとお母さんと一緒に先週やって来ました。

母曰く、「期末テストの点数が悪く心配になって…」

(私)「中学1年生ですから、そうそう心配ならなくともいいかと思いますが数学と英語の点数をよろしければ教えてもらえますか?」(母)「数学は89点で英語は72点です。」

(私)「はい、悪い点数ではないですがご心配されているように中学1年生のテストは優しいですからできればそれぞれ90点が望ましいです。○○さん、部活動はやっていますか?」

(子)「はい、ソフトボール部です。」(私)「練習は楽しいですか?」

(子)「球拾いばかりですけど、楽しいです!」

(私)「毎日、勉強できているかな?(子に問いかけ)」

(母)「先生、部活で疲れてくるのか帰ったら、お風呂入って夕食したらバタンキュ~です。」

(子)<何か言いかけたが無言>(私)「なるほど、学校の宿題はちゃんとできているかな?(子へ)」

(母)「なんとかやっているようですが…」

<またも、母が応えます>

(私)「○○さん、どうかな?」

(子)「う~ん、だいたい提出しています。毎日、勉強しないとダメなんですか?」

(なぜか母)「ダメに決まってるでしょ!」

(私)「勉強は、嫌だし面倒くさいよね。だから、中学の初めのうちに毎日少しでもやれるようにすることが大事なんだ。部活の球拾いはなんでやるの?球拾いなんてつまらないし…」(母)「先生私も、そう言っているんですよ。部活部活で疲れて、球拾いばかりで何が楽しいの?レギュラーになっても成績に関係ないじゃないの!」

(子は母無視)「うーん、先輩みたいに試合に出たいいきなり試合にでは出れないもん」

(私)「そうだよね、先生もいきなりおじさんじゃなくて中学の時にテニス部で同じようだったんだ」

(子)「そうなんだ、先生は勉強したの?」(だんだん、話が積極的になってきた)

(私)「嫌いだったよ。(母、もどかしげに聞いている)でも、思ったんだ、球拾いをしないと試合に出られないのと同じで毎日の勉強をしないとテストではいい点は取れないし、嫌で嫌いだからと言ってやらないのはよくないなあ。やってみてどうしてもダメならその時に考えようって」(子)「そっか。」(母)「先生、勉強が大切だって言ってやってください!」(私)「お母さん、勉強よりも大切なことがあります。それは、先ず健康なこと家族が仲良しなこと、お母さんは心配して塾に来ました。○○さんは今、勉強よりも部活が大事かもしれません。私は先ずは、お母さんと○○さんが喧嘩することがないようにしたいのです。なぜなら、家は家族の唯一の安心できる場所だからです。そこが○○さんにとって、居心地が悪い場所になってほしくないからです。○○さん、成績が悪いのは嫌かな・あまり関係ないかな?」

(子)「悪いのはイヤ」

(私)「そっか、先生は矯正はしないけど明日試しに勉強しに来てみる?」

(子)「うん、いいよ」

(私)「お母さん、明日試しに来ることでいいですか?」

(母)「(満面の笑み)宜しくお願いします」

(私)「○○さん、明日夜の7時に来れるかな?」(なぜか母)「行かせます!」(私、母無視)「部活終わって、一休みして来れる?」

(子)「・・・・・(考えている)大丈夫です」

(私)「お母さん、帰宅したら、シャワーして軽く食事して7時で大丈夫だと思いますが10分過ぎても良いので送り出してください。」

(母)「はい」

(私)「○○さん、じゃ明日ね!」

(子)(照れくさそうに)はい」

次回、体験学習へと続く…

 

 

 

 

 

 

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