GW特集;学習塾の実際「現場で起こる悲喜交々②」

所謂、業界未経験で学習塾の開業を検討される方々に、学習塾を経営するにあたり「現場(教室)でどんなことが起こるのか?」を知っていただく機会とビギナーの現役塾長の皆様には、「そうそう、そういうことあるよね…」と共感的理解の機会にして頂ければ幸いに思います。

“「先生、この問題を教えてください!」と学校の宿題を質問する中学3年生のAさん”

Aさんは、吹奏楽部に所属して、部活も勉強も一生懸命。平均3~4ですが数学だけは4になりません。「計算中心の○○式」に通っていたことから計算は大丈夫なのですが「文章問題や図形、関数」ができません。「計算中心の○○式」の弊害なのですが「じっくり、落ち着いて考えるのが苦手」です。

さて、上記「 」に対してどのような対応を・・・・・

◉とても良い講師の場合;「はい、見せてごらん・・・Aさんはまずどうする?」(Aさん;全然わかりません。)「そうか、(紙に式や図をかいて)問題で何を聞かれているかというと・・・」(Aさん;ふ~ん)「こういう意味なんだけど、この先を少し考えてごらん」(Aさん;・・・・・・・)「間違ってもいいから考えたことを書いてみて」(Aさん;なんか書いてる)「なるほど、学校の宿題だから先生が解いてしまっては君の為にはならないけれどこうやるんだよ。」(Aさん;(明るくなり)じっと見ている。)「Aさんは教えれば解るのだから、解き方がわかった問題は自分一人でできるように練習をするんだよ。独りでじっくり考える練習は大切なんだ。だって、テストの時は一人でしょ。この問題と同じような問題に印をつけるからワークを出して。」(Aさん;ハイ)「これとこれと・・・」必ず家でやること!いいね」(Aさん;ハイ)

○普通の講師の場合;「いいよ、見せて」「こうやってこうして、ハイできた。」「これで解ったかな?」(Aさん:ハイ解りました)「じゃ、今日の勉強をしよう・・・・」

✖ヘボ講師の場合;「う~ん、学校の宿題は自分でやらないとだめだよ。」(Aさん;先生解らないの?)「(実は解らないので)そうじゃなくて、自分の勉強だか、それに塾でやることは決まっているから。さあ、今日やるところを出して」(Aさん;(ブスくれながらしぶしぶ承知)⇒家に帰ると「お母さん、あの塾行きたくない。学校の宿題教えてくれないんだよ。きっと先生解らないんだ。」

公立中学の宿題を解けないことは、一般的な学習塾の講師としては教務学力が不足しています。しかしながら、経験が浅い講師(ビギナーの塾長他)の場合、解答が無い問題を解くことは嫌でしょう。本当にできない場合は、苦肉の策ですが「ごめん、時間がかかるから考える間にこの問題をやっていて(いつも塾でやるワーク)」で考える時間を創るか、「これは、いつまでにやらなければいけないの?」で時間があるのならば、宿題にしてもらって解ける人に聞く⇒解けたら、即刻連絡して塾に来てもらい教える しかありません

特に、オーナー型の塾長の場合は、教務指導は教室長に(時間講師の管理監督も含む)任せっきりですから、「現場のリアルな状況は皆目解らない」はずです。教務力が不足している教室長は、仕事放棄といっても過言ではありません。OJTの方法や人間関係を創る手法を身に着けた上で(塾の事や勉強事を解らない貴方に言われたくないと思ってるので)「教務学力を✔するテスト」は定期的にする必要があります。

勉強のことや教室運営のことが解らないから「任せるしかない」では目隠しで道路を歩くようなものです。

 

 

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